第12回 世界のアニメーション映画祭/広島、オタワ
“Love & Peace”だね。テーマを掲げた映画祭というのも珍しい。広島はアジア初の国際アニメーション映画祭で、アヌシー、ザグレブ、オタワに続いて4大アニメーション映画祭のひとつと呼ばれているんだよ。
コンペティションからカテゴリーをなくしたのが特徴で、他にあまり例がない。
ふる!(汗)
いろいろな映画祭が時代にともなって変化しているけど、広島はASIFAの精神を今も大切に守ってる。オープニングのタイトルも30年前から同じだよ!
うん、例えばカナダのオタワ国際アニメーション映画祭は、毎年秋に行われるから、名物のハロウィン、パンプキン彫刻大会がある。
おおきなカボチャをくりぬいて、面白い作品を作って競い合う。アーティストが集合しているから、ものすごく凝ったアイデア満載のジャック・オ・ランタンが出てくるよ。
"オタワのパンプキン彫刻大会"
オタワの特徴としては、北米のカートゥーン文化の色が濃い。
カートゥーンのスタイルの中で、既存の作品パロディを超えて、新しい風刺や病んだ現代を反映させたような奇妙な作品が集まっている。評論家で名物フェスティバル・ディレクターのクリス・ロビンソンさんの個性が全体に反映されている。
AWNで評論を書いているよ。
AWN: Chris Robinson
上映前に毎回行われる、変なギャグをいれたクリスさんの解説トークが、変な間で観客を笑わせる。
"オタワの会場、授賞式"